希望の手紙

何ひとつ保障されたものなく すべてが不確実な私たちの人生は 時に悲劇のようです。 しかし、その不確実さの中でも 私たちは平和と安定を取り戻そうとし 有限の人生を無限にしようと努力します。 常に何かを選択しながら。

世界で最も近くて 最も遠い存在は、誰でしょうか？ 家族や友人を思い浮かべるかもしれませんが それよりもっと近い存在がいます。 それは自分自身です。

ぐっすり眠ったあとは気分がよく 理由もなく笑いが起こります。 体調がよくなると 体が笑い、心が笑います。 ところが、多くの人は 睡眠障害で苦しんでいます。 脳は眠るようにプログラムされているのに なぜその本能が働かないのでしょうか？

私たちは秤に物をのせて重さをはかり その物の価値を把握したりします。 正確にはかるためには 秤のゼロ点が合っていないといけません。 私たちの心の中にも各自の秤がひとつあります。

今年も残り２か月になりました。 時間は流れていきます。 新年の抱負は 計画通り守れましたか？ この辺りで自分を省察し チェックする時間をもってみましょう。

思考や感情は エネルギーの変化を起こします。 今この瞬間も 脳と心の中では 多くの考えや感情が起こっています。 これをコントロールするには 心が過去や未来に行かずに 今起こっていることを 分別も執着もせずに 静かに見守ることができないといけません。

私たちの脳は 体が不快だと認知した瞬間に それを解決するために 積極的に努力します。 自然治癒力は 自然からの祝福です。 その祝福を享受するには 体からのサインを よく読み取ることが大事です。

内面の生命をリアルに感じるときに伝わってくる 喜び、満たされた思い、感謝、愛には ヒーリングパワーがあります。 生命の感覚が与えてくれる すべての存在との深いつながりは 私たち自身と他の人たちを 心から許して愛せる力をくれます。

良い脳とは、どんな脳でしょうか？ 賢くて勉強がよくできる脳が良い脳でしょうか？ 私が良い脳だと思うのは 調和のとれた情報処理ができる脳です。 幸せの感覚が優れている脳です。

健康習慣をつけるには 「私の体は私ではなく私のもの」 という主人意識をもち 内臓を偏りなく使う必要があります。

月は、地球のどこから見ても同じ月です。 私はニュージーランドで あなたは、あなたのいる国で 月を愛でることができます。

瞑想するために座っていると 雑念ばかりが増えるときがあります。 そんなとき、好きな歌を歌ってみましょう。

私たちの心は それがポジティブであっても ネガティブであっても 思考でいっぱいです。

何かに集中しすぎたり 絶えず考えたり悩んだりしていると 脳が休まずに働き続け オーバーヒートします。

条件なしに愛し すべてを包み込むとき 損得なしに もてるものをわけあたえるとき あふれる思いで 人のために尽くすとき 私たちは大きな喜びを感じます。

私たちの内面にある 自然治癒力とバランス感覚は 人間がつくったものではありません。 空気や水のように 私たちの生命が始まったときから すべての人に与えられていました。

瞑想して心を落ち着かせても ネガティブな感情は起こります。 寂しかったり悲しかったり ときには腹が立つこともあります。 それは極めて当然のことです。

体や心がなんだかラクじゃないと 感じるときは理由があります。 そんなときは、医療の助けを借りて 顕在化した症状を解決するもの大事ですが 症状の根本的な原因を 考えてみる必要があります。

数十年後の海には 魚よりもプラスチックのほうが多いと言われ このままいけば数年のうちに 100万種の生物が地球から消えるというのに 人間が無事でいられるはずがありません。 環境汚染の原因提供者も この問題を解決できるのも人間です。

ホタルのように 瞬いては消えるのが人生です。 生命は自分のものと思いがちですが そうではありません。 自分の生命を自分で選択することは できないのですから。

食べて、着て、寝て、働きながら 毎日、私たちは 生活のゴミを出しています。 そのゴミは、よく見えるので その都度捨てて 減らすために努力します。

瞑想しようと座っても 眠くなったり 雑念がわいたりするという人には 基礎体力、特に下半身を鍛える 運動をするようにアドバイスしています。

私たちは、息を吸うことで 新鮮なエネルギーを体に取り入れ 息を吐くことで 濁ったエネルギーを排出しています。 いつも同じように呼吸しているみたいですが 呼吸は考えや感情によっても変化し 年齢や健康状態によっても変化します。

成功した人には ある共通点があります。 自分に与えられた 「人生」という舞台を 自ら企画したシナリオで つくっていきます。

木から放たれる酸素は 息を吸うと、私たちの体に入り 息を吐くと、また木に戻ります。 木の生命エネルギーが体を浄化します。 木の生命が私たちへ 私たちの生命がまた木へと移動します。

人生は挑戦と変化の連続です。 中心軸がしっかりしていると 変化を恐れません。 変化を受け入れて学び 成長します。

私たちの体は 生涯を共にする大切な家です。 明かりの消えた真っ暗な家にならないように 意識のライトを明るくしましょう。 意識が生きていると 体も心も健康に管理できます。

120歳まで健康に生きたいなら 体に主人の存在を絶えず伝える必要があります。 横になっているときと 立って動いているときとでは 意識と心の状態が違います。 横になると、意識も心もとても落ち着きますが 元気よく動くときは意識が目覚めます。

病気のもとはひとつです。 エネルギーの流れがどこかで滞り 生命体のもつ自然治癒力を まともに発揮できていないのです。

許しは 受け入れる心です。 強くない人は 人を許せません。