希望の手紙

自分自身に次のような問いを 投げかけてみましょう。 「地球のために必要なら 私は個人の利便性や利益や権力を あきらめることができるのか？」

人類が直面している新たな課題とリスクについては、すでに多くの人が話しており、これに関する情報も溢れています。今、本当に必要なのは、私たち一人ひとりがこうした挑戦とリスクにどのような役割と責任を担い、対応するのかです。

どんな状況でも感謝する訓練をしてみましょう。感謝は、私たちの生活の中で、不平や不満、悩みや心配を取り除き、限の肯定と平和をもたらします。

心の中に平常心が消えた瞬間、それが地獄です。一度でも分別する心に陥った瞬間、さまざまな被害者意識、うぬぼれ、利己心が主人面をしはじめます。

人生において出会いはとても重要です。ある出会いによって運命が決まることもあります。だから私たちは、良い出会いを期待すると同時に、私との出会いが相手にとっても良い出会いになるように常に努力する必要があります。

地球で私たちがすべきことは 弘益しかありません。 しかし、弘益する人生を送るには 内面が平和でないといけません。

病気の人を治療するには 多くの時間と労力が必要ですが その人が再び病気になるのは一瞬です。

平常心とは、月のような心です。 雲が月を隠しても、月には関係ありません。 いつもその場で、ただ明るく輝いているだけです。 そして雲が晴れると、その明るさは再び現れます。 それが私たちの本当の姿、真我です。

何が大きな愛なのでしょうか？ 感情を熱くすることが真の愛ではありません。 神性を明るくする愛が真の愛であり、 大きな愛です。

心があるというのは 生きている証拠です。 すべては心から生まれます。 心が生きていれば本当に生きているのです。 心が死ねば、生きていても死んだのと同じです。

私たちの文明が持続可能になるためには、 何が変わる必要があるでしょうか？ 根本的に変化すべき３つの要素があります。 心根、習慣、技術です。

森や渓谷のような自然の中では 焦点を定めずに眺めてみましょう。 そうすると、自然が放つ エネルギーが感じられます。

今ここで起こっているすべてを 無心に眺める練習をしてみましょう。 欲も恐怖もなく無心に 先入観なしに観察する心には、 エネルギーを動かす強い力があります。

体と心を鍛えるトレーニングを 強調する目的は何だと思いますか？ 現実がどんなに大変なときでも トレーニングをすることによって 脳に新しい空間を確保できるからです。

朝目覚めたら、両手を胸に当てて 心臓の鼓動にじっと耳を傾けてみてください。 静かで謙虚な心のとき 心臓の鼓動を聞くことができます。 今日もこうして私の心臓を鼓動させる 巨大な生命のあるじに 感謝の気持ちを伝えましょう。

人それぞれ体から発する気エネルギーがあります。「福がある」「運がいい」というのは全身に活気があり気の流れがスムーズなときです。顔が明るく、活気があるときは何をしてもスムーズに進み、成果が出ます。

自分の心に出会うために 必ずしも目を閉じて座って 瞑想する必要はありません。 それぞれに自分に合った方法があるでしょう。

関心を持ってある対象を愛すると 行動に多くの変化が起こります。 愛する人がいると その人の立場を考えて行動します。 物を買うとき 美味しいものを食べるとき 美しい景色を見たときも その人のことが思い浮かびます。

人は、自分が毎日繰り返していることは ささいで価値のないことだと感じます。 家で料理をすることが 地球と何の関係があるのだろうと思います。 しかし、ささいに思える小さなことが 地球環境や未来に関係しているのです。

持続可能性を実現するために 必ずしも新しいテクノロジーや システムが必要なわけではありません。 生活を縮小し、今私たちが享受している 生活の便利さをあきらめないといけない わけでもありません。

思考や感情は ただ消えていくように思えますが ネガティブな考えや感情が 脳を占めるたびに痕跡が残ります。

多くのテクノロジーの目標は 今あるものを 「より速く、より多く、より便利に」 することです。 新しいテクノロジーは生産効率を高め コストを削減すると言われていますが 地球全体から見れば さらに多くの廃棄物や無駄が 発生しているというのが現実です。

良心は真実を映し出す鏡であり 真実へ向かおうとする意志であり 条件や状況に関係なく 正しく行動しようとする意志です。

健康を脅かす新たな要因として 「孤独」が注目を集めています。 孤独は、喫煙や肥満、運動不足よりも 深刻な問題だとされています。

地球経営は、地球を中心価値とし 共生を目標にすべての人が参加して 地球を管理・ケアすることです。 そのため、特定の人物や国、システムが できることではありません。 地球に住むすべての人が責任を持って 一緒に取り組んでいくことなのです。

矛盾の共存を受け入れたとき 矛盾しているように見えるものが 共存できる世界 他者を認め理解する 開かれた世界になります。

良心は努力や自己研鑽によって 得られるものではありません。 ただ与えられるものです。 良心は真実を映し出す鏡であり 真実へ向かおうとする意志であり 条件や状況に関係なく 正しく行動しようとする意志です。

人間性教育は 人間の本性は善なのでそうした性質を育むと 望ましい人格を形成するようになるという 信念からスタートしています。

すべての関係において 共生を選択しましょう。 理解が衝突し 摩擦が生じる状況に出会ったら それを避けられない条件として 受け入れるのではなく 呼吸を整えて問いかけましょう。

私たちは、お金を払って 水や食べ物を買って食べます。 水を飲むマイカップがあり、 ご飯を入れる茶碗があります。 しかし、空気を入れる 個人用の器はありません。 どこへ行っても、 人類が共有している虚空という 大きな器の空気を一緒に吸っています。