572 惜しみなく与える木

木は人類に無償で
エネルギーを供給しています。
けれども決して
自らを敬えとは言いません。

私たちが敬うとすれば
その対象は神ではなく
木であるべきです。
私たちが感謝するとしたら
その対象は地球であるべきです。

私たちに生命を与えてくれた主体は語りません。
数千年、数万年、
たゆみなく生命を供給してくれましたが
何も私たちに要求したりはしません。

これがほんとうの慈しみであり
愛ではないでしょうか。

一指 李承憲(イ・スンホン)
 

 

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