一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)の新刊『魂の終活』が、2026年11月8日(日)に発売されます。人生の後半を「完成」の時間として描いた『人生120年の選択』に続いて、人生の締めくくりの時間を正面から見つめた本です。
「どう生きるか」の問いの、最後の1章
本書の「はじめに」で、著者は次のように書いています。
私は30代の初めから今日までずっと「どう生きるか」を問う本を書いてきました。70歳を目前にしたころには、『人生120年の選択』を書きました。そして今、その問いの最後の1章である死を語ろうとしています。「どう生きるか」を最後まで問い続けていくと、その問いは必ず死というテーマに行き着きます。死ほど生をくっきりと照らし出す鏡はないからです。
——一指 李承憲(本書「はじめに」より)
両親が見せてくれた、ふたつの最期
「はじめに」は、著者の両親の話から始まります。著者の母親は82歳で、父親は95歳で世を去りました。著者はふたりを、「死のふたつの顔を私に見せてくれた人生の師」と呼んでいます。
著者によると、母親は80歳のころに転んで骨を折り、それから長いあいだ病床で過ごしました。父親は晩年に体は弱ったものの、大きな病もなく過ごしました。著者は最後の2週間を父親のそばで過ごし、父親は「思い残すことなく生きた、満足だ」と言い遺した、と書いています。
ふたりの最期と、長くともに歩んできた人たちとの別れから受け取った教えも、著者は書きとめています。人生には必ず終わりがあり、備えのないまま迎えると心が揺らぐこともある。そしてその備えは、突きつめれば「私はどう生きてきたか」という問いに行き着く、ということです。
見方が変わると、今日の選択が変わる
本書は、人生の終わりを扱う本ですが、その準備の手順を並べた本ではありません。
この本は死を扱いますが、単によく死ぬための方法を説くものではありません。死をどう見つめるかを語る本です。視点が変わった瞬間に今の選択が変わり、1日の密度が違ってきます。そうして生き方が変わることで最期の迎え方も変わっていくのです。(本書「はじめに」より)
本の裏表紙には、次の言葉を載せています。
生まれることが、生命の大きな流れから出てくることなら
死とは、ふたたびその流れへ還っていくこと。
死の見方が変わるとき、生き方が変わる。
成功の人生から完成の人生へ。
3部・14章の構成
第1部 死の見方を変える
なぜ私たちは死を恐れるのか。人生の終わりを、生の完成として見るとはどういうことか。第3章では、韓国の仙道に古くから伝わる「イ天化(チョンファ)」を紹介します。ここでいう天は、死後の世界でも、どこかにある場所でもありません。すべての生命が生まれ、再び還っていく生命の根源のことです。イ天化とは、人生の旅を完成させて、その根源へ還ることだと著者は説明しています。
第2部 最後まで自分らしく生きる
晩年を、体とエネルギーと意識の3つの次元から整えます。「最後まで体を動かす」「心のつかえを取る」「真我に還り世界を抱く」の3章です。
第3部 自分らしく旅立つために
人間関係の整理から治療の選び方、別れの形まで、自分なりの最期をどう準備していくかを考えます。第10章では、これまでの歩みを振り返って大切な人と分かち合う「生涯完成式」を提案しています。
巻末には、付録「愛する人の最期に寄り添うために」を収めました。
英語版への推薦の言葉
英語版『The Tao of Dying Well』には、アメリカの医師や著述家が言葉を寄せています。そのひとり、『The Tao of Health, Sex, and Longevity』の著者ダニエル・リード氏の言葉です。
「イルチ・リーは、TAOに古くから伝わる道を、明快に、心を込めて案内してくれます。いまの修行者でさえほとんど耳にしたことがなく、実際に歩んだ人はなおさら少ない道です。天寿をまっとうする時が近づいたとき、この本は、根源へ還る歩みを穏やかにしてくれる、心強い導きとなるでしょう。」
推薦の言葉の全文と読者の声は、こちらにまとめています。
▶ この本に寄せられた声
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この本を紹介した記事や、共生の note での連載もあわせてどうぞ。
▶ この本を紹介した記事
書誌情報
- 書名:魂の終活
- 著者:一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)
- 発行:共生
- 発売日:2026年11月8日(日)
- 判型・仕様:四六判/320ページ/並製
- 価格:1,870円(税込)
- ISBN:978-4-909839-16-9



