9月29日、アメリカのKOREA DAILY(中央日報)に掲載された
一指 李承憲氏と脳教育の一面記事をご紹介します。
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「脳教育は心身修練と科学を融合した脳開発法」
李承憲グローバルサイバー大学学長
最近、ベイサイドで第2回カンファレンスを開催
「世界16か国、300万名以上に伝達」
9月13日、脳教育カンファレンスを終え、記者の質問に答える李承憲学長
代替教育としてベンジャミン人間性英才学校を設立・運営
9月13日、ベイサイド・カードーゾ高校で開かれた脳教育カンファレンスで、
李承憲グローバルサイバー大学学長に出会った。
今年で2回目のカンファレンスは「アメリカの教育の現在と未来」をテーマに
300名以上の教育者が参加したなか、
アメリカに巻き起こっている脳教育ブームをありありと目撃した場だった。
2007年からニューヨークの15校以上の学校で1000名以上の教師と生徒が脳教育の効果を体験し、
アリゾナ州でもチャータースクール6校で80名以上の教師が脳教育課程を履修し、
脳教育を生徒たちに教えている。脳教育は国連経済社会理事会の公式諮問機構であるIBREAによって、
韓国、アメリカ、日本、中国、イギリス、エルサルバドルなど16か国300万名以上に伝えられている。
以下は、李承憲学長との一問一答。
-脳教育とは? どんな効果がありますか?
脳教育とは、一言で言うと脳活用技術です。
韓国に昔から伝わる心身修練法と現代脳科学を融合して作った革新的な脳開発法です。
過去30年の研究過程を経て、脳教育は学問としての地位を固めました。
現在、国際脳教育大学院大学を通して脳教育の修士・博士が輩出されています。
脳教育は活用範囲がとても広いです。大人の自己啓発や職場・学校教育など、多方面に活用されています。
特に集中力や自信、創造力、人間性開発に優れた効果があると知られ、
韓国の公教育システムだけでも2100以上のプログラムが導入されました。
ニューヨークやアリゾナなどで数千名の教師が脳教育を実際に教育現場で適用しています。
中国の「ユダ」という教育会社ともライセンス契約を結び、世界的な反応を得ています。
-ニューヨークでの脳教育の現況を教えてください
1998年にニューヨークで脳教育の日が宣言されてから、脳教育を公教育に適用するためにとても努力してきました。
PS1小学校でこれまで2年間、脳教育を全校生に導入した結果、生徒の集中力と学習態度が向上し、
学校全体の成績がDレベルからAレベルに上がりました。
これを見守っていた7学区の教育委員長が中学校10校に脳教育の導入を決め、
ニューヨーク市から教育費のサポートを受け、9月から教育を始めました。
始まりはこれからだと思っています。
-脳教育開発の背景は?
多くの人々が自信を失って生きています。幼稚園の頃は、大きな夢を持っています。
少なくとも、大統領、将軍、医者、芸術家です。
ところが、小学校、中学校、高校と進んでいくうちに夢がだんだん小さくなり、
大学を卒業する頃には「就職できればいい」に変わります。
環境に適応して生きていくので精一杯です。
そうなると、自分の価値を失ってしまい、人生が虚しくなります。
自分の意味と価値はなくなり、環境が自分に要求することはすべてストレスになります。
大人も子供も自己肯定感がなくなった社会の中で生きています。
どうすれば、多くの人々が自分の願いを見つけ、夢を叶えながら生きていけるのか?
私はその答えが「脳」にあると思います。脳は私たちの持つ最高の財産であり、宝です。
私たちの脳には無限の創造力があります。その創造力を活用し、自らの価値と夢を見いだし、
より健康で平和な地球づくりに寄与するために脳教育を開発しました。
-現在の教育システムに多くの問題がありますが、どんな代案をお持ちですか?
学校で習う知識は大事ですが、その知識を活用するのは個人の人間性です。
どんな価値を持っているのかによって、知識と力は他の人を傷つける武器になることもあるからです。
科学の英才や数学の英才という言葉はありますが、人間性の英才、ボランティアの英才という言葉は聞きません。
人間性は知識よりも大切です。ビジネスをするときに正直で誠実な人にお金を貸すでしょう。
学校の成績が良かったからといって、その人にお金を貸したりしないのではありませんか。
私は人間性を教育の中心に置く学校を作らなければならないという思いで、
10年間、多くの準備をし、4年前にベンジャミン人間性英才学校を設立しました。
幸いなことに世界的に人間性への関心が高まっています。
韓国で人間性教育法が制定されたことだけを見ても、教育の軸が知識から人間性へと変化しているのが分かります。
-ベンジャミン人間性英才学校について、詳しく教えてください。
ベンジャミン人間性英才学校は、とてもユニークな学校です。
この学校には、5つのものがありません。校舎、教師、教科書、宿題、テスト。
代わりに各界各層のメンター500名がいます。
1年の課程ですが、定められたカリキュラムのようなものは全くありません。
既存の学校環境から完全に離れて、自分で何をするのか計画して実行します。
既存の学校の環境とは、とても異なるので、最初は子供たちがとても戸惑います。
ところが、2~3か月過ぎると、自分がすることを見つけはじめます。
約6か月が経つと、自分の夢を実行するための具体的なプロジェクトを自分で組み立てます。
映画監督の夢を持ち、短編映画を撮影している生徒もいれば、
グループを組んでソウルから釜山まで徒歩で歩く国土大長征というのをする生徒もいます。
そんな風に自分の夢を実行するためのプロジェクトを企画し、実行する過程でメンターに助けを借ります。
自分で決めたプロジェクトを一つひとつ完成していく経験を通して、
生徒たちは自分に自信と確信を持つようになります。
自分に対する尊重と自信、これは一生ものです。これが運命を変えます。
ベンジャミン人間性英才学校は自分の価値と夢を見いだし、その夢の実現をサポートする学校です。
脳教育をもとに運営している学校です。
最初は1名の生徒から始まりましたが、翌年には27名、今年は487名に増えました。
来年は1000名の入学を目標にしています。
-学校の名前がユニークですね。ベンジャミンという名前の由来は?
私が最も尊敬する人の一人がベンジャミン・フランクリンです。
ベンジャミンは小学校2年生までしか学校教育を受けていません。
17人兄弟の15番目で、親にもあまり構ってもらえませんでした。
しかし、独学で5カ国語を習得し、成功して、放電の原理を発見し、
電気技術の開発に大きく役立った科学者です。
人生の目的を人格完成に置き、生涯、自己啓発と修養をしました。
私が人間性英才のモデルだと思う人です。
-最近、新刊を出されたとお聞きしました。
私は世界を回りながら講演で聴衆に
「今、健康で幸せで平和だと感じますか?」という質問をよく投げかけます。
この質問に「はい」と即答する人は多くありません。誰もが健康、幸せ、平和を願っていますが、
何から手をつけていいか分からないのです。その始まりは「自分自身」だと伝えるために、
今年5月に『ソーラーボディ』を出版しました。
健康、幸せ、平和は誰かがもたらしてくれるものではなく、
自分で守り、創造するものだという認識の変化が必要です。
これは決して難しいことではありません。特別な知識が必要なわけでもありません。
とても簡単な原理といくつかの運動法だけでも健康で幸せになれます。
「ソーラーボディ」とは、自分と周りの人に、健康で気持ちいい幸せなエネルギーを伝える人です。
一言で言うと、太陽のような人です。自分の価値を分かり、自らを尊重することがソーラーボディの始まりです。
ベンジャミン人間性英才学校を設立した趣旨と同じです。私たちには自然治癒力と免疫力があります。
何も習わなくても、自ら問題を探して解決できる力が私たちの体の中にあります。
この能力を回復すると、創造性を発揮できます。誰でもソーラーボディになる方法を習えるように、
オンラインで本の無料プレゼントキャンペーン(別途送料要)をしていますので、興味のある方は、ご参照ください。
-今後の計画は?
韓国のベンジャミン人間性英才学校のような代替学校を、
脳教育を導入している国々に設立しようと計画しています。
アメリカでは地球市民学校というプロジェクトを行っています。
このため、北アリゾナ州・セドナの近くに30エーカー規模の土地を用意しました。
アメリカで人間性英才学校ができれば、親子が親しくなり、家庭でも大きな変化があると思います。
生徒の人間性が変わると親の人間性が変わり、多くの親の人間性が変わると社会が変わります。
私が人間性英才学校に関心を持つ理由は、子供たちが夢と希望を持てば、
地球に夢と希望が生まれると信じているからです。