意識あってこその経験

人の意識は、すべての現象に意味を与えます。
私たちが日々味わう「経験」も、意識がもたらすものです。
経験とはその瞬間に存在する全ての要素が人の知覚に及ぼす影響の総和であり、意識の覚醒のレベルによって、経験することの深さは異なります。
経験を通して受ける印象も、そこに存在するあらゆる物が与える印象を総体化したものになります。

現代哲学では、これを「クオリア」と呼んでいます。
言語や概念、デジタル化された情報とは異なり、経験のクオリアは複製できません。
唯一無二です。

真の経験は、知識や分析、解釈を越えて、今を生きる瞬間、あらゆるものと共存することから生まれてきます。
経験の世界においては、人とそれ以外の物との間に区別はありません。
区別を感じているならば、それは現在にいるのではなく、名称や概念の世界に入ったということになります。

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http://www.ilchinet.jp/archives/1536

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