154 満月

丸い月が昇った
闇を照らす満月が昇った

暗黒、恐れ、寂しさの中にある
多くの人のために
夜の月の光は世の中に向かう

悲しく寂しい魂が
闇の中で苦しみ息を切らしたとき
月の光はその魂を包み込む

幸せだろうが、不幸だろうが
元気だろうが、病んでいようが
空の月は誰をも
毎晩、照らしている

だから月を好む
だから人々は月を好む

明るい月について歩み
明るい月について来る
1年365日変わらず
月と共に多くの時間を過ごした

胸に、人々の胸に
明るい月、煌々と輝く月が昇った

一指 李承憲(イ・スンホン)

 

 

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