39 キツネとムカデ

ある日キツネがムカデに出会いました
キツネはムカデの歩き方がおかしくて変なので
ひま潰しにからかってから食べることにしました

キツネはムカデが歩いているのを止めて尋ねました
「ムカデくん。君の足はそんなにたくさんあるのに
どうして、混乱せずに上手に歩いているの?
どの足から先に動くの? 順番はどうしているの?」

ムカデは生まれて初めてそんな質問を受けて
返事をしようとしたのですが、答えが分かりませんでした
ムカデは足を見ながら動かす順番を知ろうとしました
その瞬間、ムカデの足がこんがらかり始めました
突然どのようにして歩くのかを忘れてしまったように
歩こうとすればするほど
足がますますこんがらかってしまいました

世の中にはキツネと同じような人がいます
そしてムカデと同じような人がいます
キツネは否定的な情報を伝えて
自然にできていたことや肯定的な心を壊します
ムカデは情報によって自分自身の価値と自信をなくします

私たちはキツネと同じ、ムカデと同じになってはいけません
まず自分自身を信じて愛すること
自分自身に役に立つ情報と有害な情報を判断し
浄化して処理をしていくこと
これが脳の主人になる過程です

一指 李承憲(イ・スンホン)

 

 

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