230 人生の波に乗る

船は水に浮かんでいますが
水とは分離されています。

もし船が水に浸っていれば
いずれ沈んでしまします。

人生もこれと同じです。

あらゆる感情や欲望に
心が浸っていれば
私たちは、水に浸る船のように
沈没してしまいます。

真理を求める人は、
欲望の海に浮かびはしても
そこに執着してはいけません。

欲望そのものをなくそうとするのは
波のない海を探すのと
同じくらい無謀なことです。

欲望は、波のように
うまく乗りさえすればよいのです。

人生の波にうまく乗るためには
人生の目標が大切です。
時には、険しい旅の道程を照らしてくれる
灯台も必要でしょう。

一指 李承憲(イ・スンホン)

 

 

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