「皆さん、ガムを噛んでいますか? 今はガムではなく、夢を噛む時間です。
夢を考えながらガムを噛んでほしいと思います。夢を持つ人、自分の価値を見つけた人は、
毎日、グッドニュースを創造します。今日、卒業式で皆さんとガムを噛むのも新たな夢とニュースを作るためです」
グローバルサイバー大学の李承憲学長は、ガムを手に取って式辞を始めた。
韓国語ではガム(コム)と夢(クム)が似ており、小さな考えの違いが変化を創造すると説明した。
彼はガムに対する独特な解釈によって、これまでと同じ考え方をするのではなく自由に夢見て展開していくことを勧めた。
3月1日、李承憲学長はThe K HOTEL クリスタルボリュームホールで行われた
「2015年度学位授与式及び2016年度入学式」で学生たちに夢と希望のメッセージを伝えた。
李承憲学長は「ガムを噛むことの良さが3つあります。
たくさんしゃべったりストレスを受けたりすると口の中が乾きます。
ガムを噛めば唾液が出るし、自然に顎の関節の運動にもなります。ガムを噛んでいる間、瞑想もできます。
顎の関節の運動によって脳へつづく血管が開き、血液循環がよくなります」とし、
「特別な健康の秘訣があるのではありません。健康になる方法が分かれば、
人生がはるかに健康になり、幸せになり、平和になります」と語った。
続いて「グローバルサイバー大学の目標はヒーリングです。
ヒーリング・ライフ、ヒーリング・ファミリー、ヒーリング・ソサイエティ(社会)、
ヒーリング・アース(地球)。これは大きな夢だから個人ができることではないと思っても、
その始まりは個人にあります」とし、「今、自分が描いている夢にあまり可能性を感じられなくても
正しいことだと思うなら、ただ始めてみてください」と述べた。
「先に考えてから動くのではなく、まず動いてください。これが成功の秘訣です。
選択して行動する人が未来の主人公になります。私がここまで来れたのも、私の夢と私自身を信じていたからです。
答えはすべて脳の中にあります。脳にどう問いかけて、どう行動していくかです。これが本当に脳を使う方法です」
李承憲学長は、グローバルサイバー大学で学ぶすべての学問は「脳教育」に根ざしているとし、
脳をうまく活用する人が21世紀のリーダーになれると述べた。また、大事なことは、脳活用の方向だとし、
脳を通してヒーリングすることもキリング(殺す)こともあるとも述べた。
彼の言うヒーリングが究極的に目指すのは「弘益」だった。
「グローバルサイバー大学を設立した目的は、弘益精神を通して夢を見つけ、
実現するグローバルな人材を育てるためです。
弘益のないリーダーシップ、経済、科学、宗教は、砂で築いた城のようなものです。
弘益精神は、地球と人類に無限の責任を感じる大きな精神と運動へと発展すべきです」
彼は、韓国はこの地球上で最後の分断国家であり、世界の縮小版だと言った。
世界は果てしない競争の中でグッドニュースよりもバッドニュースに埋もれ、絶望的な雰囲気が広がっている。
「大事なのは、どう考えるかです。
世界の問題を解決するのに既存のシステムでは難しいというのは誰もが分かっています。
新たなムーブメントが必要です。だから、私は地球市民運動を提案し、皆さんに地球市民メッセージを伝えました。
皆さんが自分の居る場所で無限な脳を創造的に使うことを願っています。
地球と平和を脳の中心価値に置いてほしいと思います。そのような人が地球市民です」