「私は人が抱く夢の力を信じている。美しく偉大な夢は人を美しく偉大にする。
皆さんが地球村時代を導く地球市民リーダーとして今後さらに大きな夢を抱いてほしい。
美しく偉大な夢を持つ皆さんの明日を応援する」
ベンジャミン人間性英才学校(校長 キム・ナオク、以下、
ベンジャミン学校)の設立者である一指 李承憲氏(グローバルサイバー大学学長)が
26日に行われた卒業式で激励の辞を述べた。
この日、卒業式には、卒業生の2期生と家族はもちろん、1期生の先輩、今春入学予定の3期生、
メンターなど、1,000名以上が参加し、世間を学び舎として1年を送った人間性英才の輝かしい未来を共に祝った。
李承憲氏は、昨年8月、アメリカで行われた脳教育カンファレンスで、
設立者として韓国のベンジャミン学校を紹介したというエピソードを伝えた。
「教育への期待は、韓国でもアメリカでも違いはない。すべての両親と教師は、
生徒が勉強に対してより積極的になることを願い、自信を失わず、集中力を養い、
創造力も高めることを願っている。それとともに子供が誰より幸せになることを願っている。
アメリカの教師と保護者が集まる場で、ベンジャミン学校の事例を映像で紹介した。
参加者の中には、生徒の目覚ましい変化に感動し涙を流す人もいた。生徒たちが自分で目標を立て、
脳を活用して価値ある変化を作り出していく様子を見ると、誰もが心打たれることだろう」
このような感動は、実際の成果にもつながった。李承憲氏は、この日の激励の辞の中で、
ニューヨークの1,800校を管轄している教育委員会が脳教育導入を承認し、
支援金支給を決定したという知らせを伝えた。李承憲氏は「ベンジャミン学校は、
脳教育と脳活用法を通して自己啓発し世界に役立つ方法を実践していく学校」とし、
「脳教育の華はベンジャミン学校の卒業生である皆さんだ。
今後、より広い世界でここでの学びを発展させていってほしい」と伝えた。
李承憲氏は、これまでに数多くの講義の中で教育の問題と限界について言及してきた。
世界的な脳教育者であり、地球市民運動家である彼は、長年の準備を経て、
2014年にベンジャミン人間性英才学校を設立した。
この学校は、「テスト」「成績表」「宿題」「教科授業」「校舎」の5つがない(5無)ことを特徴としている。
このような革新は、韓国を超えてアメリカ、日本の教育にも大きな反響を呼んでいる。
李承憲氏は、世間を学び舎として夢を実現していく1年を送った2期生に新たな方向を提示した。
それが「地球市民」精神だ。
「皆さんがこれから出会う未来は、地球村時代だ。
地球を中心に置き、脳の創造性を目覚めさせる教育、ベンジャミン学校のような地球市民学校が必要な時代だ。
地球市民とは、川から海に出ていくような意識のジャンプだ。
川で生きていた魚は海では生きられない。海の水は塩辛いので最初はこんなところには住めないと感じるだろう。
しかし大事なのは、川から海に出るために自分自身が変わらなければならないということを知ることだ。
海で生存するための意識、この地球ですべての人が共存する意識、「公的な意識」が必要だ。
これを昔の人は『弘益』と呼び、調和の取れた世界を作ろうとした」
李承憲氏は卒業生に、川から海に出るために、一国の国民を超えて地球の市民として
地球愛・人類愛を実践する地球市民運動を通して地球を変化させていこうと提案し、激励の辞を締めくくった。
ベンジャミン学校は、昨年1期生27名を輩出し、今回410名の2期生が卒業した。
受験戦争に埋没し、教育の価値も人間性もなくなった教育の現実に代案を見つけた
多くの生徒と保護者の声援に支えられた結果だった。
「名門代替学校」「人間性名門」など、開校してから2年の間に
韓国のマスコミで話題を集めてきたベンジャミン学校は、3月4日に3期生の入学式を行う。
卒業式が行われた国学院(忠清南道天安市)で行われる入学式には3期入学生と保護者など、2,000名が参加する予定だ。