110 シャーマン洞窟

シャーマン洞窟は
首長や祭司長に推戴された
ネイティブ・アメリカンたちが
修行をした場所でした

シャーマン洞窟は満月の日になると
神聖なエネルギーでいっぱいになります
この世のあらゆる生命が
一つにつながっていることを全身で感じられます

無数の生命がこの世の中にやって来ては消え去るけれども
その生命は永遠に消滅せず
再び別のさまざまな生命の一部となり
この世に戻ります
無数の生命と一体化して私たちが成り立つように
私たちも時が来れば宇宙にわれわれ自身を還元するのです

この道理を知っている人は死ぬ瞬間
死そのものに囚われて恐怖のうちに旅立つのでなく
生命の大循環を自覚しながら喜びのうちに目を閉じるでしょう

私たちは永遠の存在であることを自覚するとき
私たちの生命は何ものにも損なわれない
永遠たるものであることを悟るとき
過去に縛られず、未来を不安に思うことなく
今この瞬間に没頭できるようになるのです

身体と心を清め、この洞窟に座って
偉大なる沈黙と向き合ったはずのネイティブ・アメリカンを思います
すると自然と敬虔な気持ちになります

一指 李承憲(イ・スンホン)
著書「セドナ・メッセージ」の中から

 

 

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