【オーディオブック】脳と体の状態を理解すれば、問題を解決する方法がわかる!|ジャンセンウオーキング

上手くやろうとすればするほど何だか上手くいかない場合があります。こういうときは、ずっと座っていないで、足の裏にある湧泉のツボと足の指に力を入れて、ジャンセンウォーキングでゆっくり歩いてみましょう。

 

胸を広げ、足の裏をぎゅうぎゅうと押しながら歩くと、脳へ運ばれる酸素や血液が驚くほど増えていきます。10分も経たないうちに体が軽くなり、頭がすっきりしてきます。

 

人には、物事が上手くいかないとき、おのずとその理由を自分がおかれた環境や人のせいにする習慣があります。しかし、それでは根本的な問題の解決にはなりません。

 

ある日、一人の脳教育トレーナーが私を訪ねてきて、自分のおかれた苦しい状況を打ち明けました。物事は思うように進まないし、体の具合も悪く、心まで苦しいので、何かとっておきの処方箋はないかと求めにきたのでした。私はしばらく話を聞いてから、このように言いました。

 

「歩き方からちゃんと直したまえ!」

 

何かの禅問答かと思われるかもしれません。しかし、そうではありません。本当によく歩くだけで多くの問題がひとりでに解決するのです。

 

物事が上手くいかないときは、脳の中に考え事が多くなり、ますます複雑になってきます。脳の中に複雑な回路が生じ、互いが絡み合い、回路のあちこちで衝突が起こり、争いが広がります。それだけではありません。煩悩や執着も増えてきます。普通なら一日で解決できる問題を、何日も引きずりながら悩み続けます。

 

些細なことにも傷つけられたり、むなしいだけのプライドを守ろうとして、さらに問題を悪化させたりもします。何もないことにとらわれてしまうと、いざ重要なことは見落としてしまいがちで、片付けなければならないこともタイミングを逃がしてしまいがちです。

 

瞬間的な判断力が鈍り、今を大事にするより、どうにもできない過去のことやまだ来てもいない未来に対する不安で絶好のチャンスを逃がしたりもします。

 

すべての問題は、気が衰え、エネルギーが抜けてしまったことから生じているのです。そのため、ウォーキングや呼吸を通して、日常生活からエネルギーを蓄える必要があるのです。

 

自分の中にエネルギーが充満してくると、悩み事や心配事は自然と離れていきます。たとえ、解決できなかった問題があるにしても、それを克服する自信が生まれます。

 

人生の様々な問題にきぜんと立ち向かう最高の方法は何でしょうか。それは雑念が起こらない体を作ることです。常にはっきりした目標意識を持ち、エネルギーが充満していれば、とりとめのない渇望や雑念は起こりません。

 

よく考えてみてください。運動の後、不愉快になったことがありますか?体は空も飛べるかのように軽く、気分は爽快で、エネルギーは満ち溢れているのに、何が問題が起こるでしょうか?体の状態がよいときは、たとえ問題が起こっても問題に感じられないのです。

 

仕事で行き詰ったときは、とにかく歩いてみてください。歩いていると、どうでもよい考えは自然となくなっていきます。誰かに答えを求めなくても、自らその答えがわかってきます。

 

新鮮なエネルギーが体の隅々まで、詰まることなくスムーズに流れることにより、意識がはっきりしてきて、思考はシンプルになります。そのため、重要なこととそうではないことがおのずと分かれてきます。瞬間的な判断力や直観力が発達し、行動も積極的なものに変わります。

 

エネルギーと血液の循環がスムーズにできるようになると、他の生活習慣も自分にとってよい方向に変わってきます。生活の中で歩く習慣をつけることほどよいことはありません。よい習慣が福を招き、よい習慣が幸せな人生を作ります。よく歩くだけで、開運します。

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