一指 李承憲
1.すべての人の幸せ
私はすべての人が幸せな世の中を夢見る。
少数の幸せのために存在する世の中ではない。
多数が少数の幸せのために働き、
羨望の眼差しで彼らを眺める世の中ではなく、
すべての人が幸せを胸で感じる世の中を望む。
人間はもともと幸せな存在だ。
天と地を一つに抱く天地人。
天の文字は、天(一)と地(一)と人(人)からなっている。
人の中には天と地が一つで溶け合い(人中天地一)、
人の根本の心は太陽のように明るく輝く(本心本太陽昂明)。
天符經でいう人間である。 そういう人間が幸せになれないわけがない。
人間が幸せを失ったのは自分の本性を失って根本を失くしたためだ。
2.成功中心から完成中心への新しい設計図
誰が世の中の幸せを盗み、何が人々の胸から幸せを奪ったのか?
今の世の中は成功を中心に設計されている。
成功中心の設計図を持つ世の中は
限りない欲望と無限の競争の中に人々を追い込み
金と権力と名誉の奴隷にした。
金と権力と名誉は人間の精神を破滅させる
麻薬のように世の中を蝕んでいる。
金と権力と名誉がどれだけあっても、生命を手に入れることはできない。
しかし、成功中心の世の中では金と名誉と権力が生命を傷つけ
生命の価値を貶める。
情報が生命をかき乱し、幻想価値が実質価値を翻弄する。
すべての人の幸せのために
真の民主主義と福祉のために
新しい精神文明の時代のために
世の中の設計図を変える時が来た。
成功中心の設計図から完成中心の設計図に変えていこう。
全員が一番になることはできなくても、
全員が成功することはできなくても
全員が完成することはできる。
金と権力と名誉は二の次だとしても、幸せだけは一番になるという
真の主体宣言が必要だ。
我欲が強く恥知らずな人は幸せも満足も分からない。
どんなに多くを所有していても成功に対する幻想のために空しくなり、
常に飢えを抱えている。
成功中心の情報の奴隷になってはならない。
成功中心の競争と雰囲気に巻きこまれてはならない。
完成のためには明るい心、良心を取り戻そう。
良心が道で、良心が悟りだ。
どんな聖人君子に会ったとしても
良心を持って良心に従って生きろ、と言うだろう。
これ以上の悟りも
道も語ることはできない。
良心を回復しよう。
誰もが自分の精神を探さなければならない。
良心を回復し、情報の主人になった人、
人性で完成を追及する人がまさに道通君子だ。
弘益精神を回復しなければならない。
これがこの時代に必要な教育だ。
3.民主主義の進化と完成、弘益
人々が自ら完成を追求して幸せを創造し
政治家が国民の人格完成を助ける政治をするとき
公正で調和がとれた世の中、理化世界が成り立つだろう。
この時代のすべての経済、教育、宗教、政治、文化、芸術、医学、スポーツは
人間のために存在すべきである。
民主主義も資本主義も人間のために存在する。
宗教も人間の真の価値を尊重し
その価値を実現するように助けるのだ。
すべてが金、権力、名誉という成功中心のためではなく、
人間の完成、魂の完成のために存在すべきなのだ。
そうなるようにこの社会の背骨を正しく立て直すことが、
政治の役割だと私は考えている。
4.良心を回復する2つの技術
今は完成の時代で神明時代で精神文明の時代だ。
良心は生命の太陽であり
良心は生命電子を通じて
自分自身を癒し世の中を癒す。
完成の時代に、人間と人間、人間と自然、人間と万物が交流できる
新しい言語、第3の言語が生命電子だ。
良心が生きている人のブレインスクリーンは
太陽のように明るく周囲と世の中を照らす。
私たちの良心を回復する技術がBOS(Brain Operating System)だ。
その具体的な内容が生命電子とブレインスクリーンにある。
生命電子とブレインスクリーンは私と日本と人類の問題を解決する鍵だ。
完成の設計図を持って
生命電子とブレインスクリーンで
弘益精神を知らせる人が道通君子(ドトングンジャ)だ。
道通君子(ドトングンジャ)は未来のための希望の灯火だ。
5.新しい道、探求すべき道
日本が新しく進むべき方向はどちらなのか?
最近、私たちが体験した苦難は新しい希望を創造するための過程であり
アジアと人類の平和を成し遂げるための神の摂理だ。
現在、起きている自然災害を通じて
全人類は地球が伝えてきた危機の合図を感じ
自然と人間と地球の大切さを悟らなければならない。
文明は限りない苦難と災難を克服しながら発展してきた。
私たちは今回の苦難を克服しながら
アジアとすべての人類に人間愛・地球愛の精神を伝えることができる。
そうした時、日本は新しい未来を創造して伝える
希望と平和の国に生まれ変わることができる。
新しい夢と希望、
全人類に夢と希望を伝える希望のメッセンジャーになろう。
道がなければ探し、探してもなければつくり出そう。