2011年10月3日韓国のソウルで開かれた「開天フェスティバル2部特別講演」にて
地球と人類を救うことを願い、4つのメッセージをお伝えします。
1. 美しい人生と美しい死、チョンファ
私たちは美しい人生を望みます。
また、誰にも死が待っています。
中国の秦の始皇帝も八方手を尽くしましたが
結局不老不死の薬を見つけられずに亡くなりました。
真の不老不死の薬はどこにあるのでしょうか?
真の不老不死の薬に巡り合えた人は
美しい人生と美しい死を迎えることができ、
魂の完成を成すことができます。
弘益人間理化世界のスピリットの中には
美しい人生だけではなく
美しい死に至る道があります。
魂の完成を成す死、
これが美しい死であり、人類最高の秘密です。
死の門を越える前に、生きている間に
精神をしっかりと持って生きなければなりません。
精神があってもしっかりとできず、
自分だけのために生きる人は愚かです。
精神が抜けているから、
木や石でできた人の形だけをした、とても愚かな人です。
だからこそ、先祖たちは「精神をしっかりと持て」と言うのです。
精神をしっかりと持てば、魂の完成ができます。
精神が確立している人は、良心を回復した人です。
良心を持って弘益人間になれば魂の完成ができます。
こういう人を「チョンファ(イ天化)」した人といいます。
チョンファがわかれば魂の完成の意味に気づき
美しい死を迎えることができる、
魂が永遠に生きる道に出会うことができます。
2. 神になった人、神人
死を表す5つの表現があります。
人間が人間として自分の役割ができずに死ぬと
「くたばった」と言います。
「死んだ」とは別に意味もなく生きていた一般的な死です。
家族と周囲の人々に貢献した人は「亡くなった」といいます。
それで両親には「亡くなった」といいます。
王様がなくなると「崩御された」といいます。
「チョンファした」とは最も立派な死をいいます。
魂の完成を成し、神人の境地に至った人は
肉体の死を通じて天になったという意味でチョンファ(イ天化)したといいます。
死んで天になっていない人を鬼神といい、
天になった人を天神といいます。
大人にはお辞儀を1回行い、亡くなった方にはお辞儀を2回行い、
魂の完成を成した方やチョンファに至った方、
チョンファへの悟りを伝えてくださる方にはお辞儀を3回行います。
私たちの体には神になれる神の種、神性があります。
人間の体の中に神性があるため
その神性をよく養えば神になるのです。
神は私たちが知っているものではなく知らないものです。
知っていることなら知識であって神とは言えません。
「神気だ、神通だ」という言葉があります。
普通の人が到達できない境地に至った人を
神のような人と称します。
普段には隠れていますが、限界を越えてこそ果せる
夢と使命のために働くとき、「神」が出てきます。
自分の中に神がいるなら
その神性を輝かせる方法を知るべきなのです。
チョンファとは、自分の中の神に出会うことです。
「自分の中の神に会いなさい!」
幼虫に、蝶になる遺伝子があるように
人間には神になる神性があります。
これがチョンファ思想です。
先祖は神になる道を教えてくださり、
自ら天の子孫、天孫族と話しました。
天の民でなく、天の子孫といったゆえ天に帰るのです。
これがまさにチョンファです。
3. 精神文明を明るくする良心と弘益スピリット
今、この地球では一日に数万人が飢死しつつあります。
食べるものがないからではなく、配分がうまくできず
地球経営がよくできていないからなのです。
これは人間が責任を負わなければならない人間の過ちです。
それを自らの過ちと感じるとき
人類はこの問題を解決することができます。
人が「神」ならばこのすべての問題に対して責任を負うべきです。
地球はあらゆる生命が生きるために
良い環境と十分な祝福をすでに受けています。
すべての人類が十分食べても余るほどの豊かさがあります。
人の精神が利己的で貪欲だからこそ誤るのです。
人が利己心だけで生きるなら
桑の葉ばかり食べ続けて蝶になれず
お腹が裂かれ死ぬ幼虫と変わりありません。
すべての幼虫が蝶になるのではありません。
蝶になるためには幼虫の頃から
蝶になれるという確信を持って桑の葉を食べ、
ある瞬間には桑の葉を食べるのを止めて
マユを作って蝶になる修行をしなければなりません。
人が神になる原理もこれと同じです。
神になろうとする人は良心を持つしかありません。
良心は出世や成功の助けになるものではありません。
良心はどこに使われるものでしょうか?
良心は弘益する時に使い、自分自身を啓発する時に使い、
隣人を助け、自分を尊重する心を探す時に使うのです。
良心は魂の完成を成すために必要な神薬です。
美しく生きて美しく死ぬことができる道、
地球人の精神文化の中に、チョンファという文化の中にその答えがあります。
全人類が「神」であるとわかるのは「チョンファ」をわかることです。
チョンファを人生の目標にするなら良心が必要です。
良心を持って自分の人生を経営しなければなりません。
良心を回復して地球を経営すれば
人類が抱えている多くの問題を解決することができ、
すべての人が幸せな世の中を創ることができます。
良心を回復することが魂を完成させることであり、
まさに弘益する道であり、世の中を救う道です。
弘益生活をすれば勤勉になり元気になります。
良心を回復する弘益生活だけでも、すぐに良くなる多くの変化が、
人生でも、社会でも生じてくるでしょう。
良心が活きて、弘益スピリットが活きている人類、
皆が悟って皆が目覚める時になりました。
これからすべての人類が神になる時代が近づき、
精神文明時代が誕生するでしょう。
4. 地球と人類を生かすムーブメント
地球はあらゆる生命の根源であり、母です。
地球が病み、母なる地球が苦しんでいます。
私たちは地球と運命を共にするほかありません。
この地球を救うことがまさに私自身を救い、
社会を救い、人類を救うことです。
私たちは地球人です。
人種と国籍、宗教と思想から離れ、本籍が地球なのです。
現在の人類が抱えている問題を解決するためには
国家次元の経営でなく、地球経営をしなければなりません。
地球経営のためには国家利己主義、宗教利己主義、家族利己主義など
あらゆる利己主義を克服する必要があります。
良心の回復がなくては利己心を乗り越えることができず
チョンファ思想がなくては利己主義を乗り越えることができません。
良心回復と弘益スピリットは人類問題解決の鍵です。
地球経営の中心スピリットは弘益スピリットであり、
地球経営の夢を持って良心を回復した人が弘益人間です。
良い世の中を創ることをするためには3つの力、
神力、気力、体力が必要です。
人の中には地球よりも大きな心があります。
その心が動いて活動する舞台がまさに脳です。
その脳をよく活用してください。
ひとりでもよく遊んで、一緒に集まってもよく遊べば良いのです。
楽しくなれば神気が発動して
神力ができ、脳力ができます。
楽しく生きましょう。
スターになろうとせず、成功しようとせず
すばらしい人になろうとしてください。
皆が成功する訳にはいかなくても、
誰もがすばらしい人にはなれます。
すばらしい人になれば尊敬され、それがまさに神です。
すばらしい人を作る教育、すばらしい人を作る宗教、
すばらしい人を作る政治! これこそが必要です。