270 旅と彷徨

旅も彷徨もその場を離れることです。
しかし、それには天と地ほども差があります。

目標を正確に定め、
日程に基づいて、その場を離れるのが旅です。
一方、あやふやな目標に向かっていて道に迷い、
どこへ行くのかも分からないのであれば、
それは彷徨です。

人は皆、死にゆく道の途上にあります。
すべての人に等しく与えられた、この道を
旅の途上にするか、それとも
彷徨の迷路にするのかは
自らの選択にかかっています。

一指 李承憲(イ・スンホン)

 

 

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