【オーディオブック】リラックスした集中力を生み出すエネルギー瞑想をやってみよう~『セドナ・メッセージ』

人間には目に見える肉体と見えない意識があります。そして肉体と意識の世界を行き来し、絶えず情報を伝達する媒介体のエネルギーがあります。エネルギーは体と心をつないでくれるコネクターです。体験が深まれば、私たちの体と意識そのものも結局はエネルギーで構成されていることがわかるようになります。

まず、楽に座って目をとじたまま腰をまっすぐに伸ばします。約30秒間、2つの手のひらをこすり合わせたり、ちょうど手についたホコリを払いのけるように手首を上下に振って、手の感覚を活性化させます。

次に、両手のひらを上向きにしたまま、ひざの上に下ろして置きます。楽な気持ちで息を整えます。両手のひらは上向きのまま、ゆっくりと両手をひざから10センチほど持ちあげて、半分くらいひざのほうへ下げる動作を何度も繰り返します。意識は手のひらに集中させます。エネルギーが虚空から手のひらに降り注ぐさまをイメージしつづけます。手がズシッと重たく感じられます。それがエネルギーの感覚です。

今度は、両手をゆっくり胸の前に持ってきて、両手を向き合わせます。両手の間は5センチほど開けたまま、手に意識を集中しつづけます。

次は、両手の間をとてもゆっくりと広げたり閉じたりしてみましょう。両手のひらがエネルギーで互いにつながっているところをイメージします。中断せずに、両手を広げたり狭めたりしながら、両手の間でどんな感覚が起こるのかに注意してみます。

今度は、両手のひらの間にエネルギーのボールがあるところを想像し、両手を別々の方向に動かしながらエネルギー・ボールを転がしてみます。エネルギーのボールを大きくしてみたり小さくしてみましょう。この間も、ずっと両手の間の感覚に集中します。

次は、両手をゆっくりとひざの上に下ろしたあと、息を吸いこんで、そして吐きだします。

手にどんな感覚が得られたでしょうか? 温かさ、電流のようなビリビリした感じ、両手はまるで磁石のように互いに押し返したり引き合ったりする磁力などが感じられたでしょう。手を用いて気を感じるときの一番のコツは意識を手に集中させることです。動作はできていても心が体から離れてほかのことに集中しているとエネルギーを感じにくくなります。

エネルギーを感じるということは、それだけ意識が体に集中していて、思考が減って脳波が安定しているという意味です。このとき、私たちの体はゆるみ、意識は明瞭な「弛緩した集中」状態がつくられます。こうした状態になると、私たちの体のエネルギーは宇宙のエネルギーに反応し、体と心によりいっそう大きく多様なエネルギー変化を起こすことになります。

一指 李承憲著『セドナ・メッセージ』

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