610 力を抜いて軽く

ホタルのように
瞬いては消えるのが人生です。
生命は自分のものと思いがちですが
そうではありません。
自分の生命を自分で選択することは
できないのですから。

生命は与えられたものです。
保障されているわけでもありません。
多くの事件や事故がある中で
今日、私が生きているのは
奇跡と言えるかもしれません。

だから、自分の存在について
あまり重く考えすぎないでください。
自分で決められるものでもないのだから
もう少し軽くなってほしいです。

水の中で力を抜くと
浮力を感じて泳げるように
力を抜くと魂が自由になります。

そのとき、過去に縛られず
未来の心配をせず
現実を怖れずに
前に進むことができます。

力を抜いて軽くなると
自分を完全に感じることができ
与えられた生命に心から感謝できます。

一指 李承憲(イ・スンホン)
 

 

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