449 否定的な感情は悪いばかりではない

孤独、悲しみ、怒り、恐怖など
否定的な感情は
必ずしも悪いものではありません。

不安や恐怖を感じなければ
どうやって命を脅かす危険な状況に対処し
人類が今まで生き残ってこられたでしょうか?

私たちの人生から悲しみや怒りが
まったくなくなったとしたら
人生はどれほど味気なく
単調で薄っぺらでしょうか?

喜びや幸せの瞬間が美しく大切に
思えるのは、それを引き立てる
人生のつらい瞬間があるからです。

大事なのは、否定的な感情に陥って
さまようかどうかです。
感情が起こるのは自然なことですが
その感情に陥って振り回されるのは
警戒しなければなりません。

否定的な感情に陥らないようにするには
何よりもまず、自分を見つめ
そのような状態から抜け出せる力を
育てる必要があります。

波打つ感情の波を静められるのは
明るい意識、魂の力しかありません。
魂の力が目覚めると、自分の感情を眺めて
意識を切り替えることができます。

環境に振り回されるのではなく
望む通りに環境を「活用」することができます。

一指李承憲著『人生120年の選択』より
 

 

コメントは受け付けていません。