225 これ以上の愛はない

人と木がエネルギーを交流するのに
仲介する者はない。
しかし、トラブルが起こったことは一度もない。

生命の交流において
トラブルが起こらない理由は
余計な仲介者を挟まないからだ。

この世の混乱の多くは、
間に入る人が起こすのだ。
その人が誉れを得て、もめごとを起こす。

私たちに生命を与えた主体は
何も話すことはない。
また、何の要求もしない。
祈れと言うこともなく、
栄光を譲れと言うこともない。

何ら条件なしに
何千年、何万年もたゆまず
生命の供給のみをしてきたのだ。
それが真の慈悲であり、愛なのではなかろうか。
これ以上の愛がどこにあろうか。

一指 李承憲(イ・スンホン)

 

 

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