意識の拡張へと導く瞑想書、李承憲氏の新刊『コネクト』発売

人は、大なり小なり悩みを抱えています。とりわけ現代人は、ストレスによる心の不安や人間関係のトラブルが多いです。ストレスは健康にも悪い影響を与え、体調不良など肉体面の悩みをもたらします。

脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏はこれまで約40年間、数多くの講演やワークショップを行い、世界各国の人たちと会い、相談に応じ、解決への道をアドバイスしてきました。

こうしたなかで、共通の原因がはっきりと見え、感じられたといいます。その原因とは現代人が「自分自身とのつながりが切れている」ということです。自分自身との交流が浅いことが、様々な悩みや問題をもたらしているのです。「他の人や環境などの外部に原因があると考えがちですが、そうではない」と言います。

キーワードは「つながり」です。つながりとは、自分自身とのつながりであり、他人や社会とのつながりでもあります。つながりの反対は「断絶」です。FacebookのようなSNSでの「ともだち」の多さとは裏腹に、現代社会では人と人のつながりが希薄になり、自分自身の本質ともかけ離れてしまっています。

さらに、地球とのつながりも失われつつあります。現在、人類が直面している最大の課題である気候変動、所得格差、国家間の軍事問題や貿易摩擦、宗教対立の根源にも、「私とあなた、人間と自然をわけて考える意識」(李承憲氏)が深く根を下ろしています。

李承憲氏の新刊『コネクト』は、つながりを取り戻すための指南書です。つながるためのカギは脳にあるとしたうえで、自身が開発した脳教育の様々な瞑想法を紹介し、断絶からの脱皮を説いています。

李承憲氏によれば、脳の中にある「純粋意識」に気づくことによって、自分自身のほんとうの姿を自覚できます。ほんとうの「私」を認識することが、「コネクト」の始まりです。つながりを回復すると、個人と地球の問題に対する洞察力が得られます。

古くから伝わる仙道の伝統的な心身鍛錬法と脳科学を融合させ、「脳教育」として確立した李承憲氏。脳教育のトレーニングの一つ「ブレイン瞑想」は、脳を目覚めさせて、つながりを回復すための最も効果的な方法だといいます。新刊『コネクト』では、ブレイン瞑想のコアトレーニングである「BHP瞑想」や「天門瞑想」などが紹介されています。

自分の身体とつながり、ほんとうの自分とつながり、社会、地球ともつながる。そのための大きな一歩へと本書が導いてくれるでしょう。

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