「私は生命を所有している」
「生命が私を所有している」
どちらが事実でしょうか。
私たちはまるで自分の生命を所有しているかのように
考え、行動しています。
しかし、考えてみてください。
生命は私たち自身が生み出したものでしょうか?
あなたの元にだれかがきて、
生まれるための許可や同意を求めたでしょうか?
違いますよね。
あなたはただ、生まれたのです。
生まれた時、生命はそこにあったのです。
終わりはどうでしょうか?
生命は尽きる前に、誰かを送りこんで、
あなたの許可や同意を求めるでしょうか?
いいえ、許可や同意どころか、何の知らせも、
手がかりも与えてくれることなく、生命は消えます。
あなたの許可も同意もなくやってきて、
知らせもなく消えてしまうものを、
どうして自分のものと言えるのでしょうか?
生命はあなたが生み出したものではありません。
生命があなたを生み出したのです。
生命自体の視点からすれば、
それはすべて単なる変化であり、
「生まれる」こともなければ、「死ぬ」こともありません。
この事実を理解することが、
「無常」を受け入れることであり、
悟りの本当の始まりになります。
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