464 蝶と幼虫

幼虫は熱心に葉を食べて育ちます。
しかし、ある時期になると
もう葉を食べなくなり
自分の身体から糸を出し
サナギをつくりはじめます。

サナギの中で
長い忍耐と変化の時間を送ったのちに
ある日、幼虫はまぶしい羽を広げ
美しい蝶になって舞い上がります。

のそのそ這い回っていた
細長い幼虫の姿かたちからは
羽をもつ蝶に変身するとは想像もつきません。

しかし、幼虫の中には
蝶になれる因子がもともと潜んでいたのです。

あなたの中にある、その因子を目覚めさせてください。

一指李承憲著『人生120年の選択』より
 

 

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