教師がまず幸せになって幸せな学校をつくる「脳活用しあわせ教育実践教師大会」開催

国際脳教育総合大学院大学(以下UBE、学長 李承憲)と弘益教員連合(代表 コ・ビョンジン)は28日、忠清南道天安市にある韓国技術教育大学の講堂で「私はしあわせ教師だ! 2017脳活用しあわせ教育実践教師大会」を開催し、全国から集った約1,000名の教師は、教師も生徒も保護者も幸せな学校をつくる脳活用しあわせ教育を実践することを宣言しました。


▲風流道の公演

この日、風流道の公演で幕を上げた教師大会は、太田国学気功教師同好会の気功公演、コ・ビョンジン弘益教員連合代表のあいさつと続きました。

次に映像で「脳活用しあわせ教育」の事例が紹介されました。脳活用しあわせ教育は、脳をよく活用し幸せを増進する教育として、韓国の教育基本法に規定されている「弘益人間」の教育理念をもとに、人間性教育と全人教育を基本としています。これは脳の発達メカニズムによって「身体→情緒→認知」の順に働きかける脳科学の理論にもとづいた教育です。具体的には、感情コントロール教育、自信回復教育、弘益精神教育を行います。

脳活用しあわせ教育の提唱者である李承憲UBE学長は、特別講演で「韓国には弘益人間という素晴らしい教育理念があるのに、弘益人間教育がうまくいっていません。弘益人間教育だけでも、教育の問題や青少年の問題は解決できます」とし、「私は、人間の価値と弘益精神の価値に気づきました。過去38年間、丹学や脳教育でそれを伝えてきました。古くから伝わる『三一神誥』に<降在爾脳神>と出てきます。<君の脳にすでに天(神性)が降りている>という意味ですが、脳にある神性と出会って創造性を発揮する教育法が脳教育です」と述べました。

李承憲学長は、デヴィッド・ホーキンズ博士が人間の意識レベルを明るさに例えた「意識のマップ」を紹介しました。

「20は恥、30は罪悪感、50は無感動、75は深い悲しみ、100は恐怖、125は欲望、150は怒り、175はプライドです。このような意識にあると、自分を否定するようになります。いくらよい情報を聞いても実践する力がなく、いつも否定的な情報だけに耳を傾けるようになります」

200の勇気のレベルでは、よい情報を聞くと実践する力が生じ、自分自身を認めるようになります。そのときから自ら何かをするようになります。学校教育は、生徒が200以上になるようにサポートする教育であるべきです。教える先生も、学ぶ生徒もみな、意識が明るく高くなる教育が脳教育であり、弘益人間になる教育です」

李承憲学長は、「教育問題が深刻に思えますが、答えは単純です。生徒が自分の価値を発見し、教師が自分の価値を発見すればいいのです。それが人間性教育であり、自己啓発であり、創造力を養う教育です」とし、「今日、ここにいらっしゃった先生方がみなさんの学校を世界一健康で幸せな学校にしてください。脳教育が先生方の役に立つことを願っています」と強調しました。


▲ヤン・ヒョンジョン国際脳教育大学院大学教授の発表

続いて、ヤン・ヒョンジョンUBE融合生命科学科教授が「脳科学からみた脳活用しあわせ教育」、ジャン・レヒョク グローバルサイバー大学教授が「ブレイン人間性コリアン脳活用教育海外事例」を発表し、キム・ジンヒ ソウルシンサンゲ小学校教師の「しあわせ教育体験事例」の発表と続きました。

弘益教員連合は、弘益人間精神にもとづき、人材を育成する教育を実践する教員団体です。1997年、弘益教師協議会として出発し、韓国14都市に支部を置き、約3,000名の教師が参加しています。今年は、脳活用しあわせ教育プロジェクトを展開しており、メンターグループを運営しています。

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