地球経営の話 その3~人間性の目で見る

人間は食べるだけで生きられるのでしょうか? キリストは「言葉で生きる」と言いました。その言葉とは「良い情報」を意味します。人類の未来がどうなるかは、人類の脳の中にどんな情報が入っているのかを見れば分かります。脳の中に人類の運命の地図があります。現在の人類の意識は汚染されています。平和的な情報よりも破壊的な情報が多いからです。人類の文明史に記録され、現代まで伝えられてきたものには地球の公転と自転の原理を知らなかった時代に書かれた話がたくさんあります。代表的なものに宗教が挙げられます。問題は、世界の多くの暴力、戦争、紛争、分裂が大昔に人間が作った人為的な観念、思想、理念の情報によって起こっているという事実です。それにも関わらず、私たちはそのような現実に鈍感になっています。

太陽は東から昇って西に沈んでいるように見えますが、実際には地球が太陽の周りを回っているという真理のように、今や誰もが地球を思い、自然の価値に目を開くべき時です。真理を知識として頭で理解するのではなく、心で感じ、エネルギーで体験するのです。そのためには、生まれつき備わっている感覚を回復する必要があります。「私」という概念から「あなた」と「私たち」という概念へと、2人称、3人称の概念を「エネルギー」で感じ、分かるようになれば、自然に自転も公転もする人になれます。そんな人類意識の進化のために新たな宗教、新たな教育、新たな哲学、新たな科学、新たな医学、新たな芸術、新たなスポーツが融合した地球経営のための学問が私たちに必要です。その始まりが丹学であり、脳教育へと発展してきました。

人間には、どんな意味があるのでしょうか? 人間の価値は「神」になれる祝福を受けた存在だという点です。「神」の核心は「創造」にあります。私たちは交流や疎通のために言語を使います。しかし、知識のツールである言語よりも大事なのが人間性です。人間性から意志が出て、意志から知恵が出ます。創造は知識ではなく人間性から出るものです。人間性は人間の内なる自然です。人間性は自然とは切り離せないものであり、本質的に調和と相生を追求します。だから、人間性が目覚めると、自然との一体感を回復する感覚が目覚め、生命の中心を自然に見いだすようになります。そんな感覚で生活すると、自然治癒力が回復し、自然に健康で活力に満ちた人生を送るようになります。そして、無限の創造性が発揮できるようになります。

私たちは、自らの人生と世界を人間性で眺めなければなりません。人間性の目で眺めると、今の社会や自分たちの国、そしてこの世界がどちらに向かっているのかがはっきりと分かります。自分と自然が切り離されてはいないと感じられれば、単に自分だけの健康ではなく、ほかの人、所属している共同体、さらには人類や地球の健康にも心を配るようになります。そんな心が地球経営の核心であり、そのような人間性の目が開かれた人を「地球市民」と呼んでいます。自分の職業、自分の仕事だけを考えるのではなく、家族、隣人、自分が属する社会や共同体のことを思い、手助けする弘益人間のことです。また、地球市民をソーラーヒューマンとも言います。太陽の影響を受けている地球に暮らすすべての人が太陽の価値に気づくことによって人為的なものから脱し、自然の価値を見いだし回復するという意味を含んでいます。

自分の存在価値を見いだした人、人類の未来を憂える人が今、内面の光を輝かせながら1人、2人と集まってきています。すべての人が生命の感覚、調和の感覚、弘益の感覚を回復する世界、万人が万人の健康と幸せと平和のために生きる世界を夢見る地球経営のための地球市民運動が始まったのです。

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